助産院でのお産について ※現在は取り扱っておりませんR6年現在
自分で産んだ!と実感できるお産は、産んだ直後から始まる育児への原動力に大きく繋がります。
そんなお産はどんなお産でしょうか?
答えは、お一人お一人違います。正解はありません。
産む人が自分らしくお産に向き合えるように寄り添い、一緒に悩んで考えて、共に歩む伴走者になりたいと思っています。
そのためには、助産師と妊婦さんや家族との間に信頼関係がしっかりと築く事が肝心で、心を開き、身体をひらいて、個人を大切にした関わりを心掛けています。
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当院では、日本助産師会の助産所業務ガイドラインを遵守しており、正常な妊娠、分娩経過のみ、お手伝いをしています。
予期せぬ事態が起こって、途中で産む場所が変わっても、妊娠期間の過ごし方、お産の向き合い方次第で、助産院と変わらない心持ちでお産することができます。
【正常な妊娠・分娩とは…】
妊娠中を健康に過ごし、妊娠中37週から42週未満の分娩のことをいいます。
<以下のような場合は、助産院での分娩をすることができません>
・双子、三つ子の妊娠
・帝王切開をしたことがある
・合併症がある(喘息、甲状腺機能異常など)
・感染症がある(B型肝炎、C型肝炎、HIV等)
・子宮筋腫がある、または子宮に異常がある
・子宮の手術をしたことがある
・血液型がRh(-)や不規則抗体(+)である。
・前置胎盤といわれている
・胎児に異常がある(胎児発育遅延、奇形など)
・妊娠経過に異常がある(高血圧、高血糖など)
・羊水に異常がある(羊水が多い、少ないなど)
・逆子(骨盤位)がなおらない(30週以降)
<その他以下のような場合は、嘱託医と相談しながら分娩場所を決定します>
・身長150cm未満
・非妊時BMIが18.5未満または25以上
・高年初産(35歳以上)の場合
・前回の妊娠・出産で異常があった(早産、胎児異常、出血多量など順調でなかった場合)
・今回の妊娠経過中に貧血やその他の以上を指摘されている場合
・不妊治療による妊娠
・喘息の既往がある
・精神疾患の既往がある
【医療連携について】
嘱託医療機関は、津山中央病院、産婦人科です。
妊娠初期、中期、後期の血液検査、超音波検査は無料券を利用して津山中央病院で行います。
妊婦健診は助産院と病院、交互に行います。
助産院での妊婦健診の費用は、自治体によって支払い方法は変わります。
ほとんどの自治体は妊婦健診の無料券が使えます。
償還払いの自治体の場合は、一旦費用はご負担いただき、のちほど行政に申請し、行政から支払われる仕組みとなっています。
【分娩費用について】
助産院での分娩費用は、基本5泊6日で45万円程度です。
お産の時間が長くかかった場合や、緊急で病院受診した場合などは、費用は変わります。
出産育児一時金の利用ができますので、42万円を差し引いた額をお支払い頂くことになります。
【お産までの流れ】
妊娠を確認されたら、まずはお近くの産婦人科クリニックで、妊娠の診断を受けて下さい。
その後、かたつむり助産院でのお産をご希望される場合、お電話をください(09057266690)
面接して、助産院でのお産についての説明をします。
決意が固まれば、同意書をご記入いただき、かかりつけの産婦人科で、津山中央病院宛ての紹介状を書いてもらいます。その後、津山中央病院での診察を受けていただきます。
病院での妊婦健診は、可能な限り、院長しぶやが付き添います。
病院で、妊娠経過に問題がないことが確認出来れば、その後の妊婦健診のスケジュールについて話し合います。おおむね、助産院と病院の健診が交互に行われます。
常に、マンツーマンでお話をじっくりさせてもらいますので、不安なことや困ったことなどあれば、遠慮なくお伝えください。